きたごう行政書士事務所よりお知らせ

全国商工会連合会、小規模事業者持続化補助金の追加などを求める

本日11月18日は、「第60回商工会全国大会」が行われるようです。

それに先立って、決議文を決めたようです。日刊工業新聞の昨日の記事に掲載されております。

全国連、コロナ対策で大型補正予算要求 「GoTo」延長・持続化補助金追加
※日経新聞電子版の記事に飛びます。

背景はやはり新型コロナウイルス禍

タイトル通り、全国連としては次回の補正予算で、GoToトラベルやイートなどの延長や小規模事業者持続化補助金の追加を求め、陳情を行う方針のようですが、商工会としては、やはり小規模事業者の今回のコロナウイルス禍による経営危機に、支援策の大幅な拡充を求めて行く決議のようです。

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小規模事業者持続化補助金のコロナ特別対策型は12/10で終了

今年の新型コロナウイルス禍で、「中小企業生産性革命推進事業」の補助金各種は「コロナ特別型」として、別枠で上限金額のアップや補助率の上昇、また事業再開枠として50万円まではマスクや空気清浄機など、必要設備を10/10で補助するという仕組みの下、実施しておりましたが、予算が限度に達したのか、

・ ものづくり補助金(コロナ型は12/18で終了)
・ 小規模事業者持続化補助金(コロナ特別枠は追加公募の12/10で終了)

と、特別枠が終了するとのアナウンスが流れております。

また、応募者多数による採択率の低さもちょっとした話題で、申請者の3人に1人くらい(採択率約30~40%程度)となっております。

商工会としては、「小規模事業者持続化補助金」は商工会の助言・支援のもと、経営計画を実行する制度ですし、現場に一番近い支援機関ですので、これは現場の要望とも言えるのではないでしょうか。

実現されるかはわからない

とはいえ、全国連や商工会議所が陳情したからといって、持続化補助金コロナ特別対策型6次募集などが追加されるかはわかりません。

補助金については毎年不正も多いですし、国の政策面での方針もあり(今朝はこんなニュースもありました。中小企業の事業転換を支援 新たな補助金制度を導入へ 政府)、別枠での補助金創設などはあっても、なかなかこれまで通りのやりかたで追加というのは難しいんじゃないでしょうか。

昨日もお話しましたが、ものづくり補助金が俎上に載せられ料理されたように、補助金のバラマキは批判の格好のエサですからね。

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補助金のご利用は、計画的に

繰り返しのお話ですが、補助金はいわゆる会社の事業を行い、経営革新や経営力向上を図るための「手段」にすぎません。

補助金ありきで考えずに、まずは新型コロナウイルス禍における打開策を。自分の出来ることを考えて。そのうえでご検討されるのが良いのかなと思います。

ご相談はお気軽に。