きたごう行政書士事務所よりお知らせ

ものづくり補助金の書き方2 注意

2019年10月10日

さてさて、昨日は補助金のお話で、「背景」を知ろうというお話でした。

今日は、実際に書き始めることでの注意点を少しだけお話しようと思います。

例として「ものづくり補助金」を例に出してお話しようかなと。

ワタクシがはじめて申請書を書いたときに陥った反省なのですが、

とにかく導入する設備がどれだけ凄いのか。ということを書いてもダメなのです。

その導入する設備を使って何をするかがポイントなのです。

つまり、導入する設備が最新型で、かつ良いモノなのはあたりまえであって、

特にものづくり補助金で、求められるのは、「革新性」と「生産性向上」なのです。

そのどちらかが抜けてもいけません。

他の同業者で新しい設備を入れているのはうちだけ。では革新性には弱く、

「新しい設備を用いて、これまで培ったノウハウを活かして生産性を〇%上げるような新しい取り組みをする。

こうした取組ができるのは当社だけである。」

こうしたストーリーを紡ぎだす必要があります。

とかく、新導入する機械のスペックの高さに依存しがちで、

本来の自分たちのノウハウそっちのけになってしまいがちです。

これでは「新しい機材を買うからお金ちょーだい」と言っているようなもので、それでは補助金は下りません。

ですからストーリーを膨らませるためには

「自分たちにはこれだけの強みがある。その強みを活かして生産を行いたいが、現状人手不足で月間〇しか生産できていない。そこで、△△という機材を導入して、これまでの強みと組み合わせることにより生産を●に伸ばしかつ、新しい■という商品開発を進めたい」

ざっくり書くとこのような構成が必要です。

さらに、そこに「実現可能性」というキーワードを入れる必要があります。

ま、それはまた書きます。

補助金申請は、ただお金をいただくってことだけでなく、

事業の計画をしっかり立てる。道しるべにもなるのではないでしょうか。

では、本日はこのへんで。

ものづくり補助金の申請代行おまかせください!