きたごう行政書士事務所よりお知らせ

事業の流れで強みを分析する

2019年10月10日

今日は繰り返しのようになりますが、

会社の強みや経営理念を導き出す、「フェーズ分析」について詳しくお話しようと思います。

フェーズ分析とは、読んでその通り、

会社の経営理念から提供サービスまでを「フェーズ」に分けて分析してゆくことです。

事業活動の流れで強みを分析する手法の事をいいます。

大きく分けてこのように

「経営理念」・「方針」

経営理念、哲学、経営方針など

「マネジメント」

人材育成システムなど、顧客ネットワークシステムなど

「技術・ノウハウ」

ユニークアイデア、技術、ノウハウ

「製品・サービス」

性能、シェア

事業活動は上から順番に行っていきますが、

分析のポイントは、遡って眺めていくことが重要です。

つまり、「製品・サービス」から逆順に遡ってゆくことです。

要するに、最初は「製品自慢」から始めましょう。

当社の製品は「世界シェア〇位だ」とか「高性能の機会を作っている」「うちの作る部品は大手自動車会社のお墨付きを得ている」

といった具合です。

そこから、なぜ、その製品を製造できるのか

そのサービスを提供できるのかを示します

「技術・ノウハウ」です。

スーパーな職人がいて、数ミリ単位で調整ができる。といった具合です。

そして、「マネジメント」

研修体制は業界時髄一、社員の平均年齢は30台を維持している。などといったように。

最後に導き出された経営理念を出します。逆に今ある経営理念とずれていないか確認ができます。

「自由な風土失敗を恐れぬチャレンジ精神」とか「人材育成を第一に」とか経営の方針が出てくるはずです。

このようにフェーズやセグメントごとに会社の現状を分析することによって

強みが可視化されます。

なぜ、製品が提供できるのか なぜ、この技術の伝承がうまくいっているのか。

その見えない強みを可視化することにより会社の「無形の強み」が明らかになります。

この明らかになったことは経営に役立ちます。

なにを伸ばすべきか

なにを改善すべきか

それを教えてくれます。誰がではなく、自分自身で気づくことが出来るのです。

会社の無形の強み、それは大きな武器になります。

補助金の申請にも非常に役に立ちます。