事業の流れで強みを分析する
今日は繰り返しのようになりますが、
会社の強みや経営理念を導き出す、「フェーズ分析」について詳しくお話しようと思います。
フェーズ分析とは、読んでその通り、
会社の経営理念から提供サービスまでを「フェーズ」に分けて分析してゆくことです。
事業活動の流れで強みを分析する手法の事をいいます。
大きく分けてこのように
「経営理念」・「方針」
経営理念、哲学、経営方針など
「マネジメント」
人材育成システムなど、顧客ネットワークシステムなど
「技術・ノウハウ」
ユニークアイデア、技術、ノウハウ
「製品・サービス」
性能、シェア
事業活動は上から順番に行っていきますが、
分析のポイントは、遡って眺めていくことが重要です。
つまり、「製品・サービス」から逆順に遡ってゆくことです。
要するに、最初は「製品自慢」から始めましょう。
当社の製品は「世界シェア〇位だ」とか「高性能の機会を作っている」「うちの作る部品は大手自動車会社のお墨付きを得ている」
といった具合です。
そこから、なぜ、その製品を製造できるのか
そのサービスを提供できるのかを示します
「技術・ノウハウ」です。
スーパーな職人がいて、数ミリ単位で調整ができる。といった具合です。
そして、「マネジメント」
研修体制は業界時髄一、社員の平均年齢は30台を維持している。などといったように。
最後に導き出された経営理念を出します。逆に今ある経営理念とずれていないか確認ができます。
「自由な風土失敗を恐れぬチャレンジ精神」とか「人材育成を第一に」とか経営の方針が出てくるはずです。
このようにフェーズやセグメントごとに会社の現状を分析することによって
強みが可視化されます。
なぜ、製品が提供できるのか なぜ、この技術の伝承がうまくいっているのか。
その見えない強みを可視化することにより会社の「無形の強み」が明らかになります。
この明らかになったことは経営に役立ちます。
なにを伸ばすべきか
なにを改善すべきか
それを教えてくれます。誰がではなく、自分自身で気づくことが出来るのです。
会社の無形の強み、それは大きな武器になります。
補助金の申請にも非常に役に立ちます。
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