きたごう行政書士事務所よりお知らせ

【速報】ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、公募開始

きたごう行政書士事務所です。

2020年3月10日 17時より、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金の公募がはじまりました。

https://seisansei.smrj.go.jp/

今回は通年公募

今年は、通年で公募が行われます。

年数回の締切りと採択発表ポイントが設けられます。

ものづくり補助金の第一次締切までのスケジュールは

○ 公募開始 :令和2年3月10日(火) 17時
○ 申請受付 :令和2年3月26日(木) 17時
○ 第1次締切:令和2年3月31日(火) 17時

と、なっており申請受付から5日間と少しとなっております。

ものづくり補助金はオンライン申請です。

採択発表は4月中とのことで、特記として新型コロナウイルス感染症の影響を受けた事業者さんで事前着手が認められる場合もあります。

ものづくり補助金の主な変更点

・ 賃金引上げ(年率平均1.5%上昇、事業場内最低賃金>地域別最低賃金+30円)が申請要件

・ 未達の場合は返金措置がある

・ Jグランツによる電子申請

・ 新型コロナウイルス感染症の影響を受けサプライチェーンの毀損を受けた事業者に加点

・ 認定支援機関確認書が不要に

・ 共同申請や設備投資を伴わない類型の廃止

・ 過去3年以内にものづくり補助金の採択・交付を受けた事業者は減点

・ 事業計画書作成支援者との契約内容まで記入する必要がある。

・ 中古設備、専門家経費の明確化

審査項目の変化

ものづくり補助金の審査項目で、技術面、事業化面、政策面とあるのですが、今回からそのうち「政策面」がガラリと変わります。

① 地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長を力強く牽引する事業を積極的に展開することが期待できるか。
② ニッチ分野において、適切なマーケティング、独自性の高い製品・サービス開発、厳格な品質管理などにより差別化を行い、グローバル市場でもトップの地位を築く潜在性を有しているか。
③ バイオマス素材を用いた資源循環型プラスチック製品の開発等、環境に配慮した持続可能な事業計画となっているか。

「地域の特性を活かし」とか、「グローバル市場」でトップの地位を築く潜在性とか、環境に配慮した「持続可能な」事業計画とかSDGsや海外展開、地域経済牽引などが審査項目となりました。

小規模事業者持続化補助金は郵送と電子

事前の触れ込みでは、小規模事業者持続化補助金は完全電子申請になるとのことでしたが、ふたを開けてみれば相変わらずの郵送申請と電子申請の併用となるようです。

公募要綱自体は郵送申請を前提としておりまして、電子申請の完全移行には今年は至らないのかと思われます。

持続化補助金のスケジュールですが

 公募開始   : 2020年 3月10日(火)<公募要領公表>
  受付開始 : 2020年 3月13日(金)

  • 第1回受付締切:2020年 3月31日(火)[締切日当日消印有効]
  • 第2回受付締切:2020年 6月 5日(金)[締切日当日消印有効]
  • 第3回受付締切:2020年10月 2日(金)[締切日当日消印有効]
  • 第4回受付締切:2021年 2月 5日(金)[締切日当日消印有効]

最初の締切りは今月末となっております。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて公募が前倒し?

今回、新型コロナウイルス感染症の影響に対し、対策の一環として持続化補助金も前倒しされた感もあります。

3月末までの一次締切ということもあり、喫緊に対策を講ずる場合、補助金も利用してみてはいかがでしょうか。