補助金支援業務とは【補助金サポーターを選ぶ際のご参考にしてください!】
世はまさに大補助金時代ということで、たくさんのお問い合わせをいただくことが多くなってきました。
キタゴウ行政書士事務所はできるだけ皆様の要望に沿った形でのサポートを目指しておりますが、期間や要件、お客様のビジネスモデル等の理由によりお断りするケースもございます。
キタゴウ行政書士事務所では補助金特設ページを設けて、ご案内もさせていただいておりますが、改めて「補助金支援業務」とはどういったものか。お話させていただければと思います。
2023年3月10日にリライト!
必要性について
たとえば。この事業再構築補助金の採択実績によりますと、下記のように金融機関が多い中、民間コンサルさんや税理士さんも非常に多く支援していることが伺えます。一方で行政書士は、認定支援機関登録者自体もそう多くなく、ただ、「その他」ではなくカウントもされているので一定の支援実績はあります。
例えば、自分で事業計画を立てられる方に関しては、そのまま金融機関などに持ち込み、アドバイス通りに修正し、確認書を貰うなどの申請が可能です。
ただし、補助金申請はルールや要件、事業計画書の書き方が難しかったり、中小企業診断士さんや税理士さんといった士業にサポートを依頼する方も増えております。
それから特に公募要領など、読みにくいうえに解釈が難しい面もあり、いわゆる「霞が関文学」を読み込み、情報を収集する上で、どうしても「プロ」に依頼せざるを得ない状況にあります。
アフターサポートについても、士業として様々なサポートが可能という点もあり、交付決定から精算、事業化までしっかりとサポートする必要もあります。
そういった意味での必要性も含め、「プロ」としての必要性はあるのではないかと思うのです。
補助金支援を行う機関
実際、上記の表を見てわかる通り、各種、様々な団体・士業が支援機関として行っております。上記の表はあくまでも「認定支援機関」に限っております。
下記のようにある程度区分されてくるのではないかなとも思います。
支援機関 | 金額 |
銀行・地銀・信用金庫 | 0円~ (それぞれの金融機関による。近年は成功報酬がかかることも多くなってきています。) |
商工会・商工会議所 | 0円 |
中小企業診断士 | 着手金および成功報酬 |
税理士・公認会計士 | 成功報酬が多い |
行政書士 | 着手金および成功報酬 |
上記は主な支援機関の一覧です。民間コンサルさんを入れていないのは、実際にサポートするのが「中小企業診断士」さんだったり「税理士」さんだったり「行政書士」だったりするケースも多いためです。
また、上記は私の実際に見聞きした情報に基づいておりますので、必ずしも正確なものではありません。
相場をお話しますと、着手金で10万円~20万円、成功報酬で5%~20%とまちまちです。
コンサル会社大手の某社の報酬に関して、相場観というわけでもないですが、報酬の額としてはだいたい下記が基準にもなっているようにも思います。
ものづくり補助金で着手金10万円 成功報酬 8% 採択後支援 90万円
事業再構築補助金で着手金15万円 成功報酬 8%
申請までの業務フロー
※ こちらはキタゴウ行政書士事務所での業務フローをお話しております。
1,要件確認等のご相談受付(30分の無料相談)
お問い合わせいただきましたら、まずは企業様または個人の方の事業内容のヒアリング、および申請を考えている補助金を伺い、基本要件に合致しているかをお伺いしております。
確認の際に希望と違う補助金のご提案をすることもございます。
また、補助金ではない他の方法をご提案する事もございます。
事前準備として、補助金の情報提供を行い、また、基本シートへの記入をお願いしております。
補助金のルールや必要事項を事前に充分に確認していただくためです。
2,契約締結
補助金に申請できそうだ、また当社発行のお見積もりにご納得をいただけた際に契約書を締結いたします。また、その際に補助金に応じて「重要事項確認書」の読み合わせも行います。
契約書締結後、着手金のお振込みをお願いしております。
3,ヒアリング
実際の事業内容や資金計画・新事業の概要などを伺います。2回程度8時間以内でのヒアリングを行っておりますが、場合によってはともに計画策定のため重ねてお打ち合わせをお願いする事もございます。
4,事業計画書作成
実際に応募する補助金の申請書を作成します。
お客様には、必要書類や写真などを提供していただきます。それに関しては3の時に詳しくお話する事になります。
原則3週間のお時間を頂戴しております。
5,納品・検収
当社作成事業計画書をお客様に納品いたします。お客様の要望に沿っているか、間違いはないか、などご確認いただき、当事務所所定の納品書に検収印をいただいております。
6、申請サポート
原則、ものづくり補助金も事業再構築補助金もオンライン申請となっておりますので、その申請サポートを行ってまいります。
オンライン申請が苦手な方には直接伺って一緒に申請作業をすることもありますが、こちらは例外なく、お客様の端末より、お客様の手で申請を行っていただいております。
ここまでの所要期間を2か月程度としております。
きたごう行政書士事務所は納期を絶対守る行政書士事務所ですので、多少の無理はしますが、できるだけ3か月前のお問い合わせをお願い致します。
採択発表後のサポート
採択発表後、速やかにお客様には結果をお伝えします。
お客様でも確認が可能ですので、ご連絡が前後してしまう可能性もございますが、ご理解いただければと存じます。
採択であった場合
採択後の事務作業サポートに関しては交付決定までのサポートを成功報酬内の金額に含んでおりますので、速やかに交付決定(交付申請)手続きサポートに入ります。
申請にはいくつか必要書類があります。そちらのご案内と取りまとめ等、状況に応じたサポートを行います。
その後、機械導入前の「先端設備等導入計画」「経営力向上計画」のご提案を行うこともございます。
そして最終的な精算時のサポートはオプションでご契約をしていただくことになっております。
不採択であった場合
力及ばず、不採択であった場合、速やかに原因究明と本補助金の情報収集を行い、そのうえで、1,同じ補助金に再チャレンジ 2,別の補助金に内容等変更してチャレンジ 3,別の方策を検討する などご提案をさせていただきます。
補助金のこと、キタゴウ行政書士事務所に相談してみませんか?
当事務所は認定経営革新等支援機関として、皆様の事業ステージに合わせたサポートを行っております。(認定番号 107422000314)
補助事業の事業計画の策定や、申請方法、採択後のサポートや実際に実行してゆく上での支援など「わからないこと」をお気軽にご相談ください。
対象地域
全国対応
サポートの流れ
- お問い合わせ (メール、またはお電話にてご連絡をお願いいたします)
- 予診 (30分 ZOOMまたはご来所の場合無料、補助金についてのご説明、お見積り、ご相談)
- ご契約 (当事務所のサポート内容、重要事項説明をさせていただきます。)
- ヒアリング(補助事業の内容、加点申請の有無、現在の事業について、など2回~5回のヒアリングを行います)
- 申請サポート(事業計画、加点申請等、申請まで伴走してサポートいたします)
料金
ものづくり補助金 | 事業再構築補助金 | 小規模事業者持続化補助金 | 事業承継・引継ぎ補助金 | |
---|---|---|---|---|
計画申請サポート支援(※3) | 10万円 | 15万円30万円(グリーン枠スタンダード型) | 6万円 | 15万円 |
採択後報酬 | 申請額の7% | 申請額の5% | 9万円 | 申請額の7% |
申請書添削 | 3万円(1回)8万円(何度でも) | |||
採択後、実績報告、事業家報告 | 50万円~100万円 | 50万円~120万円 | 月1万円~3万円 | 50万円~120万円 |
※税別表記です
※ご契約後途中で申請取りやめ等の場合、サポート支援料金相当の手数料をいただきます。
※3 お支払いは申請完了後
補助金ご利用の際にはデメリットもご検討を
上記のような事業を行う際に補助金はお勧めですが、成長に対する思いが強すぎるあまり、一方で
- 「なんか補助金が使えそうだから採択されそうな事業計画を立ててほしい」
- 「補助金が出るからやりたいことをやる」
- 「補助金で特に必要じゃないけれどせっかくだからなんか買おう」
こうしたご相談もよくいただきます。
お話をお伺いして、当事務所では「補助金を使わないほうがいい」こうしたお話をさせていただくこともあります。
補助金はリスクもあります。主なリスク(デメリット)として
- 事務作業負担(煩雑な書類整理など)コストの増大
- 流動性リスク(導入した設備の他転用、売却が自由にできない)
- 返金リスク(目標未達等)
- 過度な夢、妄想による事業負担や投資過多(設備投資を上回る毎年の運転資金の支出)
こうした事をしっかりと把握し、適切に、かつ超有用に。
補助金を利用いただければと思います。
ちなみに、補助金を利用されたお客様で「また補助金を利用したい」こうおっしゃられる方は半分程度、もう半分は「こんなに大変なら補助金なんてもらうんじゃなかった・・」という方もいます。
当事務所ではそのどちらでもなく、お客様には「補助金を使って十分満足した結果になった」こう言ってもらえるようなサポートを心掛け、実践しております。
まずは御気軽にお問い合わせください。
補助金に関するお問い合わせ
- 電話・Zoomでの30分無料相談を受付中です!
お電話でのお問い合わせ
「補助金のホームページを見た」とお伝えください。055-955-9518
お問い合わせはお気軽にどうぞ
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これから補助金業務を行いたいと思っている行政書士の方へ
必要スキルとリソース
こういうと身もふたもないのですが、お客様との「信頼関係」ができていれば多少補助金の知識が薄くても対応可能です。
ですので、非常に業歴の浅い行政書士のかた向け業務ともいえます。
とはいえ、今後補助金業務をフックにお客様とつながりたい!と思っている方は下記のスキルとリソースを確保しましょう。
■ リソース
情報収集を毎日行うこと。公募要領を読み込む時間を作ること。
情報は突然更新されます。中小企業庁ホームページやミラサポ+やできれば日刊工業新聞の定期購読くらいはしておきたいものです。
事業計画書は、申請締め切り前7日以上前に納品しましょう。認定支援確認機関への確認・修正・ギリギリで申請となるとサーバーが混み合い、時間までに応募できない可能性もあるので、大分余裕をもった納品を心がけましょう。
■ スキル
正直、国語力などはあてにならず、欲しいのは「情報を精査できる力」です。
ネットの情報、今はYouTubeで適当なことを言う人も多いので、しっかり公式情報と照らし合わせてそれを確認し、随時お客様に提案できるスキルを身につけましょう。
計画力も重要です。お客様から売上についての希望的観測を伺って、そこから収支計画をどうたててゆくか。そうした計画力を養いましょう。
マーケティング能力。これに関しては難しく、なんとも言えません。勉強するのは当然として、得意分野を早く見つけるか、有能な専門家とのつながりを作っておくことが早いです。
7月11日セミナーを行います。そこで実際の現場のお話をします。
ご興味があれば、新人行政書士の皆様、現場の話、聞いていってください。