2022年実施の補助金関係のカンタンな展望
本日、ものづくり補助金9次募集が締め切られる予定で、採択発表は3月下旬となるようです。
今後は先般成立した「令和3年度補正予算」での執行が行われるのではないかと思います。
そういった面も含めて、今後の補助事業のスケジュールを見てゆければと思います。
お話の注釈として、予算の年度区分に応じてお話するほうが正確なのですが、年明けて今は令和4年なのに予算区分は「令和3年度補正」とかややこしいので、2021年、2022年といったように西暦年でお話させていただければと思います。
事業再構築補助金
2021年の令和3年度のみで時限的に行われると思われていたこの補助金ですが、新型コロナウイルス感染症の影響がいまだ色濃く、昨年よりは予算幅は下がりますが、2022年も継続されます。
![](https://i1.wp.com/kitagoh-gyousei.com/wp-content/uploads/2022/02/image.png?resize=833%2C642&ssl=1)
上記の画像のように、申請類型や補助上限額が大きく変化してゆきます。
その他の変更として
・売上10%減 → 2020年4月以降の連続する6か月間のうち、任意の3か月の合計売上高が、コロナ以前と比較して10%以上減少していること のみとなる。
・新しい枠が新設される。
・補助上限額の変更
・建物費が「原則、改修の場合に限る」
・事前着手の期間の見直し → 未定
といった変更があります。
予算規模がこれまでの1兆1,485億円から6,123億円と大幅に削減となります。
そしてスケジュールですが、現在、第5次募集が行われております。
申請期間 | 令和4年1月20日から令和4年3月24日(電子申請受付は2月中旬) |
採択発表 | 未定 |
備考 | 令和年度補正、令和3年度当初予算での最後の募集 |
備考2 | 新築建物を経費に計上できるのは最後?? |
上記の変更に関しては、4月以降、新年度にはじまる新事業再構築補助金からの適用となります。
中小企業生産性革命推進事業
ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金です。
これに新年度は「事業承継・引継ぎ補助金」も加わります。
さて、現在のところ、「小規模事業者持続化補助金 低感染リスク型ビジネス枠」の最終公募が行われております。
締め切りは3月9日です。ご注意ください。
大きく変わる補助金
![](https://i1.wp.com/kitagoh-gyousei.com/wp-content/uploads/2022/02/image-1.png?resize=1024%2C518&ssl=1)
特に「ものづくり補助金」は始まって以来、ずっと1,000万円だったものが従業員規模に応じた上限額に変更されます。
まだ手放しで喜ぶわけにはいきませんが、「IT導入補助金」ではPC等のハードが経費対象になります。ただしどんな縛りがつくかはわかりません。
随時、新しい情報が入り次第更新します。