令和4年補正予算案を読む その1~J-LODはどうなる?~
先日閣議決定された、令和4年補正予算案ですが、経産省関連の予算についてです。
主に、事業再構築補助金や中小企業生産性革命推進事業(ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金申請、IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金)の継続が話題になっていますね。
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本日はその中で、あえて「コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業」についてお話しします。
動画でもお話ししておりますので、どうぞご覧ください
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コンテンツ海外展開促進・基盤強化事業って何?
J-LODと呼ばれます。
ざっと概要をお話ししますと、演劇・ライブなど国内のコンテンツを「グローバル」。つまり、海外への展開・発信を行うために行う事業となっております。
令和3年度補正予算では、J-LOD1からJ-LOD5までの様々な補助事業が行われました。

それぞれの事業については下記の通りです。
J-LOD1 | 海外向けのローカライズ&プロモーションを行う事業の支援 |
J-LOD2 | 海外からの資金調達等のためのピッチングを行う事業の支援 |
J-LOD3 | withコロナ時代におけるエンタメビジネスを行う事業の支援 |
J-LOD4 | コンテンツ業界のDXに資するシステムの開発・実証を行う事業の支援 |
J-LOD5 | ストーリー性のある映像制作・発信を行う事業の支援 |
特にJ-LOD3から4、5が当事務所は多くのお問合せをいただきました。
令和4年補正予算ではどうなる?
令和4年補正予算では予算が令和3年補正予算より減少します。
令和3年補正予算では、556.5億円でしたが、令和4年補正では200億円で案とされております。
では、実際にどういった事業となるのでしょうか。

(1)ライブエンタメ産業の基盤強化や新たなコンテンツ創出等の支援
こちらはJ-LOD3と4を中心とした内容になってゆくかと思います。
新しいコンテンツやシステムツールの開発など、特殊な技術導入、生産性向上を行う事業者に向けた事業になってゆくかと思います。
(2)映像制作等支援
J-LOD5で今年行われたのは「ストーリ性のある動画制作」でしたが、ここにあるのは、映像制作支援だけでなく、海外の映像制作のロケ地誘致の支援や、クリエイター育成、生産性向上に資するシステムの開発等と幅広くなっております。
こちらは新たな事業の続報を待ってゆきたいですね。
(3)コンテンツ海外展開におけるローカライゼーション及びプロモーション支援
今年のJ-LOD1と同じですね。継続事業でしょうか。
補助金申請について
この補助金ですが、以前行われたJ-LODLiveやJ-LODLive2とはちょっと性格が違いまして、Liveのほうはコロナで影響を受けたイベント事業に支援を行うというものでしたが、J-LOD1~5は新しい事業についての補助金となっております。
こちら、注意点ですが

補正予算が成立、そして事業の案内、公募要領の公開があり次第、続報を出してゆきたいと思います。
キタゴウ行政書士事務所のJ-LOD補助金申請について
新たな補助事業開始に合わせ、サポートプランを公開してゆきます!
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