補助金で設備を買ったらやっておくこと
補助金で設備を導入した場合、もちろん見積書に契約書に請求書になにやらかにやらと書類が必要になりますが、それ以外にもやるべきことがあります。
本日は、「知らなかったじゃすまされない。補助金で設備導入するときの注意点」をお話しします。
動画でも解説しております!
写真撮影
これは新しい設備についてウキウキで記念撮影をするというテンションのものではなく、実績報告に必要な写真となります。
そして、その写真が実績報告時点で要件を満たしていないと撮り直しになります。
で、下記のタイミングで撮影しますが、できればいろんな角度で、かつ設備を設置した後の写真にはラベル(後述)がしっかりと貼ってあることを確認できるように撮ったほうがよいでしょう。
こんな感じで撮影します。
① 納品時
機械設備などが届いたときに、トラックから降ろすときの写真などを撮影します。
これは撮り直しができないので、忘れないようにしてください。

また、郵送で届いた場合は送付伝票を撮影します。届いたままの写真です。
② 原材料の場合の納品時

原材料の場合は、納品時にその数量がわかるように、撮影します。
③ 設置する前
設備を工場などに導入する前に、導入を行う場所・スペースを撮影します。
どこに置くか。ということを示すためです?
ちょっと何言ってるかわからないかもしれませんが、これは実地検査の代わりというか、しっかり適切に配置しているかの確認でもあります。

④ 設置後
③で置き場を撮影し、そこに設置したら設備を撮影します。
これは設備の写真ですので良い感じに撮ってあげましょう。

⑤ 試作品
試作品を作った場合はその試作品の写真を撮影します。

そしてこれは付属設備などがある場合や、事業再構築補助金で建物の場合でもしっかりと撮影しておきましょう。
意外と納品時にうっかり忘れてしまったなどありがちで、納品をやり直してもらったという事例もあります・・・
ラベルを貼ろう
上記でも少しお話ししましたが、設備などには「この補助金で導入しました。この補助事業以外では使用禁止です」といったラベルを貼らなければなりません。
小さいものであればテプラでもいいんですが、できるだけはがれにくいもので貼ってください。
ラベル例ですが、こんな感じ


解説すると、「R1」というのは。令和元年度補正予算 ということで、採択された補助事業の予算区分が入ります。導入した年ではないので気を付けてください。
機とか建とかですが、これは経費区分です。
機械設備なら機、で横の‐1というのは管理上の番号で、この管理番号はしっかり費目と一致させておいてください。
さて、ちなみにですが、「広報費のホームページやチラシなどにもこれ入れなきゃいけないの?」ですが、いれなきゃいけないのです。

設備導入時は何かと記録を残しておくとよいです。
補助金で設備導入するのに、「写真撮るのが下手だから」「正解がわからない」。あると思います。正直、誰もよくわかっていません。
ですので、見積もり依頼から、発注、納品や支払いなど、もうとにかくメモ一枚忘れることなく残しておくのが良いです。
とにかく面倒ですので、一人ではなく社内や外部の支援機関みんなでリマインドしながら、丁寧にやってゆくことをお勧めします。
キタゴウ行政書士事務所では実績報告のサポートも行っております。
誰か一緒にやってくれる人が欲しい
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