きたごう行政書士事務所よりお知らせ

DER補助金や省エネ補助金など環境系の補助金の調べ方

ここのところ注目を集めるのが、ZEH住宅や再生可能エネルギー、DERや省エネ設備の導入に関すること、東京都では新築住宅に太陽光システムを搭載することが義務付けられた条例が出来るなど・・。

さて、事業再構築補助金やものづくり補助金では「グリーン成長枠」「グリーン枠」として、エネルギーに対する14分野の課題から産業に好影響を行う取り組みや、温室効果ガスの削減に対する取組には、特別枠が設けられるなど事業面でもその取り組みは無視できないことにもなっております。

しかしながら、経産省系の補助金の多くが、再生可能エネルギーのシステムに関しては補助対象外となっております。

(参考)事業再構築補助金 8次募集の公募要領より

では、再生可能エネルギーや省エネシステムに関する補助金は無いのかというとそういうことでもありません。

専用の補助金があります。今回はそんな補助事業を探してみようと思います。

【結論】Siiのホームページで見てゆくのが一番早い

だらだらと前置きを書いてしまったので、結論から申し上げますと、「一般社団法人 環境共創イニシアチブ」(通称:Sii)のホームページで見つけるのが一番です。

https://sii.or.jp/

だいたいの環境系補助事業の事務局がこのSiiとなっており、そのため、多くの補助事業のポータルサイトとして上記のサイトがお使いいただけます。

Siiホームページ トップのスクリーンショット

この中より、目当ての補助事業を探してゆくのが良いですが、こちらここでブログを終わるのも変な話ですので、少しだけ主だったものをご紹介します。

いわゆる「省エネ補助金」

ちょっと前は「エネルギー合理化事業(通称:エネ合)」と呼ばれていた補助金です。

今は「先進的省エネルギー投資促進支援事業」として行われています。

令和4年度は2つの大区分で4つの類型で行われました。

「先進設備・システム」の導入事業として、「A:先進事業」「B:オーダーメイド型事業」「C:指定設備導入事業」

「エネマネ事業」として「D:エネマネ事業」

が、ありました。

これに関しては、かなり採択が難しく、またあっという間に予算が終わってしまう事業でもあり、令和4年は6月には公募が終了しておりました。

既に公募終了している事業ですが、来年度に向けて予習になるかとも思いますので、下記のページより公募情報やパンフレットをご覧になってみると良いと思います。

https://sii.or.jp/cutback04/overview.html

ZEH、ZEB、ZEH-M

これを「ゼッチ」と読める、特に新築住宅メーカーさんなんかは対象になるかもしれません。

Z(ゼロ)E(エネルギー)H(ハウス)、Bはビルディングですね。いわゆる再生可能エネルギーを搭載した住宅やビルなどの建築に対し補助が出ます。(https://sii.or.jp/zeh04/

ZEH注文住宅という実証事業(ZEH+)、ZEH-Mというのは高層マンションで、これも実証事業で行われておりました。(https://sii.or.jp/zeh_m04/

DER補助金

上記は通称でして、実際は「分散型エネルギーリソースの更なる活用に向けた実証事業」DERアグリゲーションとして行われておりました。

DER(分散型エネルギーリソース)・・太陽光とかV2Hとか、エネファームとか、こうした設備を設けることにより送電ロスが抑えられ、災害時の供給などメリットも大きい反面、コストがかなりかかるという問題もあり、実証事業として行われておりました。

昨年末に公募は終了しているようですが、今後の動向にも注目です。

まとめ

いわゆる事業者向けの「5大補助金(事業再構築補助金、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金、事業承継・引継ぎ補助金)」にはこうした設備導入が使えないのですが、これにはこうした経産省(資源エネルギー庁)と環境省がタッグを組んだ事業があるからなんですね。

補助金の申請について、お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

また、こうした再生可能エネルギーについての専門知識をお持ちの方とタッグを組んでお仕事してゆきたい!という願望もあります(笑)

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