きたごう行政書士事務所よりお知らせ

小規模事業者持続化補助金 採択発表から受け取りまでの流れ【第10回締切分】

2月6日 小規模事業者持続化補助金 第10回締切分の採択者が発表になりましたね。

結果はコチラから
商工会地区分⇒(https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/ichiran.html
商工会議所区分⇒(https://r3.jizokukahojokin.info/saitaku.html

さて、首尾よく採択となった事業者さんはこれから補助事業を遂行してゆくわけですが、補助事業の全体の一般的な流れを把握しておくことが、後々のトラブルを防ぐことにもなります。

今回は、実際の補助事業の流れをザックリ説明しようと思います。

まずは「補助事業の手引き」をダウンロード

まずは、実際に補助事業のトリセツともいえる「補助事業の手引き」という資料を下記のURLよりダウンロードしてください。

できれば印刷などしておき、手元において必要な時に読み返すと良いです。

補助事業の手引き 商工会 ⇒(https://www.shokokai.or.jp/jizokuka_r1h/info.html#tebiki_10
商工会議所⇒(https://r3.jizokukahojokin.info/saitakuinfo.html

また、採択を辞退したい場合は速やかに事務局へ連絡し、採択辞退届の作成など、指示を受けるようにしてください。

まずは交付決定通知を待つ

まずは、「交付決定通知」がお手元に届くのを待ちます。

ただし、交付決定通知より先に経費の中に対象外経費が一部含まれている場合などは、「この経費は対象外なので、修正して出し直してくださいね~」という通知がくる場合があります。

その場合は、対象外経費の内容や修正する内容を確認し、対応を行います。

管轄の商工会・商工会議所に相談して速やかに対応しましょう。

そして1~2週間程度で交付決定通知がお手元に届くことになります。

そこから事業のスタートです。

交付決定を辞退したい場合は・・

差し戻しの内容に納得がいかない・・!などでこの補助金の交付申請を取消する場合は、交付申請取下届出書を「交付決定通知を受け取った日から10日以内」に提出してください。

補助事業の期限は7月31日まで

交付決定通知書を受け取ってから、発注など経費の支出が出来るようになります。

また、経費の支払いは補助事業期限である、7月31日までに終わらせることが必要です。

昨今の情勢から設備などを導入する場合、思いのほか時間がかかることもあり、ある程度余裕を持ったスケジュールを心掛けて事業を実施しましょう。

また、よくあるトラブルなのですが、口座引き落としで7月31日に振り込んだつもりでも取引先の都合やトラブルによっては8月1日づけになってしまうこともあります。この場合、その経費は対象外になってしまいますので、注意してください。

また、ネットで購入する場合のスクリーンショットの保存や、他証拠書類の保管はどの都度、忘れずに行いましょう。

補助事業に変更が生じる場合

途中で変更や廃止がある場合、軽微な変更を除き、事務局に変更届を提出する必要があります。

一般的に経費の20%を超える流用や変更があった場合、また、途中で事業継続が困難になって廃止する場合には変更、または廃止の手続きを行う必要があります。

この判断基準においては、必ず事務局に相談するようにしてください。

自分の判断で「軽微な変更」としてしまうのは事故の元です・・

天災などやむを得ない事情で期間中に完了しない場合

事故報告書を提出する事で理由によっては認められることもあります。

ただし、下記のようなやむを得なくない事情の場合は認められません。

「取引先の都合」「自身の都合」等の理由は認められませんのでご注意ください。

実績報告

補助事業が完了(すべての経費支出や納品が完了)してから30日以内、また、最終期限8月10日のどちらか早い日までに実績報告書を提出します。

仮に7月31日まで目いっぱい行った場合は8月10日までという少し急ぎで実績報告書を作成、証拠書類をまとめて提出します。

この辺の詳しい内容についてはまた改めてまとめようと思います。

確定通知書が届いて、そして請求する

実績報告が不備なく終わると、事務局から補助金の額の「確定通知書」が届きます。

その金額に従って、「精算払請求書」を通帳のコピーとともに提出します。

そこから30日程度で補助金がその指定された口座に支払われることになります。

一般的な流れ

補助事業の手引きより引用

収益納付や要件未達には注意

たとえば、1/4と少なくなったウェブ経費でも、ECサイトを作った場合、収益納付が発生する事もあります。

この辺の取り扱いや、

「卒業枠」の場合は従業員数が要件に到達しているかなど終了時には気を付けるようにしましょう。

経費支出は適切に。判断に迷う時は事務局に速やかに確認

採択されて、一安心は安心でもあるのですが、補助金の検査はシビアです。

1日の遅れや1枚の証拠書類の漏れで、その分の金額が受け取れなくなってしまうことが多々あります。

ポイントとしては経費を支出するタイミングで上記手引きを確認する事。

あらかじめどういったまとめ方をするのか確認し、夏休みの宿題よろしく、最後に慌てないようにその都度、確認し、まとめておくことが重要です。

途中の不明点など出てきた場合は、その都度事務局に確認するようにしましょう!

実績報告までのサポートや当事務所へのお問い合わせ

まずは30分の無料相談をご利用ください。

事業が事業者さんの発展、そしてさらなる成長につながるキッカケとなり、そのお手伝いが出来れば幸いです!