【もの補助】令和5年度補正予算「ものづくり・商業・サービス補助金」のPRチラシが公開される
中小企業庁より12月1日に、令和5年度補正予算「ものづくり・商業・サービス補助金」のPRチラシが公開されました。先日成立した令和5年度補正予算を受けてのことですね。
https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/yosan/r4/r4_mono.pdf?1201
省力化・オーダーメイド枠の新設
一番の変更点は、新枠である「省力化・オーダーメイド枠」が追加されたことです。
申請要件等をまとめると下記の通り、チラシから抜粋です。
省力化 (オーダーメイド)枠 | |
要件 | 省力化への投資 ① 付加価値額 年平均成長率3%増加 ② 給与支給総額 年平均成長率1.5%増加 ③ 事業場内最低賃金が地域別最低賃金+30円以上 の基本要件等を目指す3~5年の事業計画に取り組む |
補助上限 | 750万円~8,000万円 |
補助率 | 1/2 ※小規模・再生事業者2/3 ※1,500万円までは1/2、1,500万円を超える部分は1/3 |
省力化(オーダーメイド)と言っているので、カタログから選ぶようなものではなく、その事業専用の、まさに専用の改良を加えた設備の導入やシステムの構築が要件になり、カタログから選ぶような出来合いの設備やシステム導入には「事業再構築」のほうで「省力化(カタログ)型」を使うようなイメージになるかと思います。
チラシの活用イメージをそのまま引用しますね。
熟練技術者が手作業で行っていた組立工程に、システムインテグレータ(Sier)と共同で開発したAIや画像判別技術を用いた自動組立ロボットを導入し、完全自動化・24時間操業を実現。組立工程における生産性が向上するとともに、熟練技術者は付加価値の高い業務に従事することが可能となった。
令和5年度補正予算「ものづくり・商業・サービス補助金」PRチラシより引用
製品・サービス高付加価値化枠
通常型はそのまま継続になるようですが、デジタル枠とグリーン成長枠は「成長分野進出類型(DX・GX)」と統合になりそうですね。
製品・サービス高付加価値化枠 | 製品・サービス高付加価値化枠 | |
類型 | 通常類型 | 成長分野進出類型 (DX・GX) |
要件 | 製品・サービスの高付加価値化 | DXやGXに資するもの |
補助上限 | 750万円~1,250万円 | 1,000万円~2,500万円 |
補助率 | 1/2 ※小規模・再生事業者2/3 ※新型コロナ加速化特例2/3 | 2/3 |
新型コロナ加速化特例って字面だけを見ると不穏ですが、おそらくは前年度コロナの影響で売り上げが落ちているとかそういった前回までの「回復枠」のことであろうかと思います。
通常類型の補助上限額は、おそらくはこれまでと同様の「従業員数」に応じて上限がわかる仕様であろうかと。
実績報告の期限
まだ17次公募の公募要領も公開されていない(令和5年12月4日午前10:00現在)ところですが、実績報告を令和6年12月10日までに行えと言っております。
ということは、残り期間が1年少しですので近日中には17次公募が始まりそうですね。
公募要領が公開され次第、こちらでもまとめたいと思います。
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