補助金行政書士のキッカケ
昨日はものづくり補助金の公募開始はありませんでしたね。
来週週明けになりそうですかね。
内心ほっとする反面、大丈夫かよとも思いますけれど、大丈夫でしょう。
さて、本日は自分語りを。
何故、補助金行政書士になろうかと思ったきっかけなどをお話しできればと思います・・・。
補助金行政書士としてのワタクシのポリシーとかそういうのは以前にも書いた通り、
簡潔にまとまるかわかりませんが、
企業に寄り添って、企業の強みを活かした中小企業支援。
そういうのを目指し、点から面へのお付き合いをしていきたいという事です。
あ、簡潔にまとまった。
さて、そもそものきっかけです。
もともとはワタクシ、相続をやろうと思っていたんです。
土地柄、高齢者が多く、また、実際にワタクシ叔父の相続では親族間の争続というものを経験しましたから、
そんな思いを誰しもがしないようにと思って、相続をやろうと思ったんです。
相続案件で最初に担当したのが、「事業承継」問題でした。
事例をお話しますと、商店街の小さなお菓子屋さん。そこの創業者さんが病に倒れ、職場復帰は難しい。
そこで、息子さんに事業を承継したいというお話でした。
小さなお菓子屋さんと言っても体裁は「株式会社」の体系を取っていました。
試験合格し、開業したばかりのワタクシの知識では事業承継に対応できません。
とりあえず。といった形で、もしもの時の為の遺言書を公証役場で作成。
財産の調査と、万一の時の為の遺産分割の方法を指定しておきました。
事業承継はそれだけではありません。
株式会社ですので、役員の変更、定款の変更、持ち株の処分・・・当時のワタクシでは非常に頭を悩ませたのを覚えています。
なんとかかんとか、3か月ほどかけながら司法書士さん、税理さんと少しづつ事業承継を進めてゆくさなか、こんなことを言われました。
「俺の代になったら、機械を新しくしたい。なんとかできないか」
息子さんからの一言でした。
ワタクシの頭は事業承継でいっぱいでした。すぐに答えを出せません。
それを、お手伝いいただいていた税理士さんに相談。すると、
「ものづくり補助金というのがあるから、それで先に機材を導入しよう。」
この時が、ワタクシと補助金の出会いでした。
確か、その時は2次募集公募締め切りまであと2週間もない状況でしたが、税理士さんのご指導の下、申請書を書き上げ、応募。
無事、500万円の補助金が下りることが決定したのです。
息子さんの「俺の代になったら」ではありませんでしたが、希望の機材を導入することが決定。
息子さんをはじめ、お菓子屋さん、みんなで喜んでくれたのを覚えています。
その時から、ワタクシは補助金に興味をもつようになりました。
それから、前に失敗談でお話した、不採択の事例もありつつ、補助金行政書士としての自分の道標が見えてきました。
補助金はお金のやりとりだが、地域活性や事業の円滑な遂行に非常に役に立つ。
自分がやりたいと思っているのは、こういうことではないか。
色々と迷走していたワタクシにとって光が見えてきたのを覚えています。
そこから自分の経営理念。補助金へのポリシーというものが固まり、現在に至ります。
長々とした自分語りでした。
補助金に興味を持つ、行政書士の方がいらっしゃったら、参考にはならないとは思いますが、こんなきっかけもあると知っていただければ幸いです。
企業を元気にして、地域の為に。
見えない強みを活かした経営サポートお手伝いいたします。
きたごう行政書士事務所
長田怜也
0550-70-3061
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